焼酎は、そのまま生(き)でも薄めても、それと冷やしても温めても、いろいろな飲み方ができます。そして、銘柄、種類の特性に応じて、気分に合わせて、自分の好みで味わえるのが焼酎のいいところです。
●ティスティング
初めて飲む銘柄については、ほんの少量でかまわないので、まず生(き)で味わうことがおすすめです。色味や油分の浮きなどの見た目、香りを確かめ、口に含んで舌全体に転がし、そこから香りを鼻に引き上げて息を出しながら風味を確認する。そして、最後に飲み込んで喉越しを確認する。これで、その焼酎に関する、数え切れないほど多くの情報を得ることができます。
●いろいろな飲み方
代表的な飲み方として、お湯割り・ロック・水割りがありますが、自分の好みに合わせて楽しんで飲むのが一番です。お湯割りで飲んだときは自分に合わないと思えた焼酎も、水割りにすると、自分にピッタリの旨い焼酎に変わるということもあります。割り方の比率でも印象が大きく変わることもあります。いろいろ試して、焼酎の魅力を最大限引き出していけるのが最大の魅力です。
●お湯割り
本格焼酎の持ち味であるうまみ、香りを堪能するならお湯割りがお勧めです。
飲み方はまずは焼酎から注ぐ→お湯を入れる→また、焼酎を注ぎます。
後から注いだお湯の対流によって、焼酎とお湯がうまく混ざり合います。
お湯を先に注ぐのは、悪酔いの成分を飛ばし、味をまろやかにするためです。
よく「ロクヨン」という表現をしますが、これは焼酎:お湯=6:4のこと。
割り方の基準は焼酎:お湯を「6:4」・「5:5」。お好みの割り方でどうぞ。
天然アルコールですから、割っても香りと風味を損ねることはありません。
●水割り
これは初心者の方や、飲みたいけれどアルコール度数が25度や30度はきついという方、お湯割りだと焼酎の香りがちょっときつく感じる、という方におすすめな飲み方です。
基準は、焼酎:水を「6:4」・「5:5」ですが、お好みどの割合でもいけます。
●ロック
本格焼酎の香りが穏やかに広がってきりっとした冷たさが心地良く、思わずお代わりしたくなる美味しさ。本物の風味がまさにストレートに伝わってくるダイナミックな飲み応えです。飲み方はグラスに氷を3〜4個入れ、焼酎を氷の上から注ぎます。だんだんと氷が解けてきてちょうどいい飲み心地になってくるんです♪
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